YOKOHAMA DENT CERAMIC

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ケルン国際デンタルショーレポート

2019年05月31日

2019313~14 日見学
ケルン国際デンタルショーレポート

 

見学中の様子

・私は前回のIDSにも行かせていただいているが、見本市の規模は前回と同じだと感じた。

・世界各地の歯科産業関係者がブースを構え、見学しに来ていてやはり来場者数もかなり多かった。

見学の所感

 

・新たな方法の加工機の登場はあまりなく、加工継続性の向上などは見られたがそのほかの変化は少なかった。しかし逆を言えば、国外でも現状市場に出回っている材料を効率よく大量に加工する必要が大きいから、機械がこのように進化したのだと考える。

・デンチャー部が随行していたので詳細なレポートは太田に譲るが、デジタルデンチャーの進化は前回と比べるとかなり進化しているように見える。もちろん適合や経年劣化などは見ることはできないが、在来法より工数は少なくなり、人工歯部のカスタマイズや審美領域の義歯床のカスタムなど様々な付加価値付与の時間的余裕ができると感じた

・口腔内スキャナーの進化は国内から常に見ていたが、スキャン速度やパウダーレスになり、より高性能になり、価格も高い状態で普及にはかなりの時間を要するように感じていたが、最低限の機能のみのスキャナーが登場するようで、これからもチェアサイドの動向を注視するべきだと思う。

 

どのメーカーもやはりCT,スキャナー、CAD/CAMのクローズシステム化は終えているので、どのメーカーがシェアを獲得するのかなども重要な部分であるが、exocadivoclarが口腔内スキャナーにあらたな商品を投入するようなので楽しみである。

・3Dプリンターの問題はマテリアル(インク)があまりにも高いので、最終的に出来上がる技工物も高くなるを得ないところである。マテリアル事態もかなりの量が展示されていたが、まだ非常に高い。消費量が少ないから高いのだと私は考えるが、日本のディーラーに聞いてみようと思っている。結論は、モデルレスの時代の到来は3Dプリンターのマテリアル次第だと思う。

・ノリタケのCZRラスターに新色が登場しているなど、細かい発見は多々あったが、いちばんの驚きはGCが海外限定でデジタルデンチャーを開発していたところだ。これも日本のGC営業担当に理由と詳細を確認したい。

総括

 

 現状は切削加工によるジルコニアやプラ、ワックスの加工はかなりの精度まで進化し、普及したと考えている。問題は金属である。そこに注力されていて、金属回帰のような現象が起きているように感じた。もちろん今回の「金属」は鋳造体ではなく切削、積層、もしくは溶融築盛である。デジタルデンティストリーの拡充のため様々な機械の開発がなされているが、日本の歯科業界を考えると方法をよりシンプルにし、統一することが大切だと思う。そのことを念頭に活動していこうと思った。